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外構リフォーム〈ウッドデッキ・バルコニー〉

住まいに洗練された印象を与え、木の温もりが感じられるウッドデッキは、高い人気があります。一方、日光、風雨にさらされるため、経年変化や防腐対策が重要です。施工の時点から、きちんとした対策を行っていなかったり、メンテナンスを全く行わない場合、想定以上に早く劣化してしまいます。以下は、バルコニータイプのウッドデッキを設置されていたお客様のリフォーム事例です。


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前オーナー様は、住宅を新築された際に、後付けの形でウッドバルコニーを増設されました。デザイン等、設置当初はご満足されていらっしゃいましたが、長年の使用を想定した構造、材料、対策が不十分であったため、経年劣化が早く、今では、木材の腐食劣化、揺れなどで壊れてしまう危険がありました。
そこで、リニューアルのご相談をいただき、耐久性の高いアルミ製のバルコニーも検討しましたが、特殊な設置条件のため、対応できるモデルがなく、「木」のバルコニーを、オーナー様も気に入られており、構造対策、経年変化対策を行った上でウッドバルコニーを再度制作することになりました。
まず、以前のウッドバルコニーは支柱となる白い鉄柱を残して撤去しました。
新しいウッドバルコニーを制作するにあたり、前回のウッドバルコニーの欠点を把握した上で、さまざまな対策を取りました。

<改善ポイント>
(1) 構造の強化・ウッドバルコニーの大幅なグレードアップ
梁(はり)同士の接合部分(仕口(しくち)といいます)を、手刻みによる「ほぞ」による組み合わせとしました。「ほぞ組み」による木材の組み合わせは、このようなバルコニーの場合は特に見た目の高級感も高まります。以前は仕口の加工がシンプルで、金物による固定に依存していたため、経年変化によるガタツキや金具の腐食が美しく無く、バルコニー全体の構造強度が弱くなっていました。

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(2) デッキの強度対策
床下部分のデッキ下の見えない部分には、構造用金物、火打金物などを新たに入れ、強度と耐久性を確保しました。
また、白い鉄柱と木の梁を「コの字」型の金物で固定することを踏襲しましたが、この取り付けには高い精度が求められます。匠の技で、新たに設計・制作しなおしたウッドバルコニーのユニットとジャストサイズで仕上げ、取り付けを行っています。

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(3) 雨どいの見直し
バルコニーの雨水を流すため、ウッドデッキの床穴をつたい、家側に鎖タイプの「鎖竪樋」を取り付けていましたが、強風時に家にぶつかり、大きな音が発生することや、落ちてきた雨水が建物の壁面に跳ねて、壁が湿気っぽくなるなどの問題を抱えていました。そこで一般的な「竪どい」を新設し、これらの問題をすべて解消しました。

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(4) 経年変化と構造を考慮した木材の選択、防腐塗装処理の徹底
以前は、使用する木材や塗装処理の天候耐久性が不十分で、写真のように見た目のみならず、素材としても朽ちる寸前の状況となっていました。そこで、木材は、構造部分にはバツを中心に、求められる強度や予算を考慮して、使い分けています。

また、木材の防腐塗装の定番である、「キシラデコール」を使い、木目の色合いを活かす「ピニー色」で塗装を仕上げました。ベイマツ、ヒノキ、バツ、いずれも塗料の吸い込みが甘いので、三度塗り行うなど、オリジナル制作ならではの、時間と手間をかけて塗装処理を行いました。

当社では、ウッドデッキや戸建住宅のアルミ製バルコニー、玄関周り、外構などのリニューアルにおいても、豊富なノウハウを有しています。敷地の形状や住宅固有の事情などに応じて、既製品などでは対応できないケースでも、高度な技術、熟練した職人の技を活かし、お客様のご要望に対し、柔軟にお応えいたします。御見積につきましても、お客様にご納得いただいた上で施工いたしておりますので、お気軽にご相談ください。

【現場住所:大田区・久が原】

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